この花は、サントリーフラワーズという所が出している、花の苗です。
サントリーとは、あの「サントリー」です。
花の分野にも進出していたんですね。
この「ミリオンベル」に出会うまで、サントリーが花を作っていることは全く知りませんでした。
さて、このミリオンベル。
花の数が数え切れないくらい咲くんです。
一つ一つの花の大きさは小さめなんですが、その分、花数は非常に多くて、満開のときには圧倒されるくらいなんです。
ただ、育てやすいといえばそういえるのかもしれませんが、大きくするためには多少の手間が必要でした。
それは、「ピンチ」という、枝先を切っていく、というもの。
なぜきるのか、というと、先を切ることでその下の芽がのびます。
下には複数の芽があるため、切らずに育てるよりもたくさんの芽を伸ばすことができて、その分花の数も増える、という仕組みです。
一度枝先を切って、下の複数の芽を伸ばし、またその複数の芽の先を切ることで、さらに芽の数をふやせるため、これをある程度繰り返していけば、たくさんの芽に増やすことができます。
私は、基本に忠実にすることが好きな性格。
初めて育てるミリオンベルも、この、枝先を切る、ということを忠実に実行しよう、と思いました。
ただ、これがかなり勇気がいることだったんです。
これから咲こうとしている花の芽を、切ってしまうことに、抵抗がありました。
ただ、これをすることが「ミリオンベル」を育てるときの基本、ということだったので、思い切って実行したんです。
大きくなるまでは、全く花が咲かない状態が続き、かなり寂しい感じでした。
ただ、「もうかなり株が大きくなったから、ピンチを終了しよう」と思い、花を一気に咲かせたときには、本当にすばらしいボリュームの花数に圧倒されて、玄関先が一気に豪華になったんです。
高い値段の苗を買う価値はある、とその時はじめて実感しました。
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